テニスはライフスタイルそのもの

テニスは「⼼・⾝(からだ)・技」、バランスのスポーツです。テニスを通じて3つのバランスを整え、豊かな⼈⽣を創造していく⽇常づくりを指導しています。

「⼼・⾝・技」のバランスを整えることに向き合う⽇常を作ることの⼤切さを伝えていくのがTTC、吉⽥記念テニス研修センターの指導指針です。

TTCは⼟の中の「⼼の根」を⼒強く育む気づきづくりを⽬指しています。

 


 

テニスは⽬的ではありません
テニスは「⼈間⼒を⾼めていくための⼿段」

なぜ打つのか。なぜ構えるのか。⼼の持ちようやあり⽅、⼈としてどうあるべきか。

「テニス」はこの指導していくためのあくまで「⼿段」と考えています。

 


 

花ではなく根が⾒える指導

植物に例えるなら「技」は花。⾒えている部分です。「かわいいお花!」「おーすごいショット!」⾒えているものに⼈はすぐに⾶びつき、反応を⽰します。⼈は⾒えるところで評価をされ、判断をされるものです。

私たち指導者はその「花」を作りあげ⽀えている⾒えない部分、つまり「ROOTs – 根」をどれだけしっかり強く張れているかを⾒てあげられる⼒が必要です。またその根を⼗分に広げて伸ばしていける良き⼟壌を耕し、提供する⼒も必要です。

テニスというスポーツを指導させていただく私たちは、この根の部分をいかに⾒ることができて、いかに気づかせて意識させることができるかこそが、何よりも⼤切な仕事だと考えています。

 


 

「3つの約束」

 

TTCでは3つの約束を⼦どもたちに繰り返し繰り返し伝え、⾃分の⾏動の先にある他者の存在に気づく機会を育んでいます。

 
○挨拶をしましょう
○時間を守りましょう
○⾝体と道具を⼤切にしましょう

 
マナー。つまり思いやりがテニスを通じて育まれることで、⼦どもたちは⾃分を磨いていける機会に恵まれていきます。気配り⽬配り⼼配りで様々なことに気づき、次の⼈や周りの⼈が気持ちよく過ごせるような⾏動が取れるか。そうしたことをできるか、できないかが⼤切であり、⾃分が評価され褒められるための⾏動ではないことを、⼦どもたちはTTCで⾃然と⾝につけていきます。

 


 

⼈は⼈でしか磨かれません。
お相⼿があって初めて「わたし」が成⽴します。

「3つの約束」を丁寧に繰り返し、⼦どもたちの習慣になることをテニスを通じて重ねていくことで、豊かな⼈⽣づくりへと繋がっていく、TTCはそのような豊かな人生の土台を育む研修センターとして発展していくことを⽬指しています。

⼈⽣は「ラリー」をしてくれる「お相⼿」があって初めて豊かにしていけるものです。だからこそお相⼿(周りの⼈)を不快にさせないために「マナー」つまり「思いやり」が存在しています。マナーは⾃分が出来ている・出来てないという評価軸ではありません。お相⼿があって初めて成⽴するものです。

「3つの約束」には謙虚でそして感謝の気持ちを忘れない⼈に成⻑して欲しいという願いが込められています。

 


 

まずは「⼼」

気持ちが安定していなければ⾝体は良いパフォーマンスをできません。緊張してあがってしまい⼼が安定していなければ、どんなに体を鍛えて、良き技を持っていてもその技は発揮できません。

どんなにいい技を持っていても、1回しか体現できなければ勝てません。何度も何度も体現するためには体を鍛えていく必要があり、体を鍛えていくには安定した「⼼」が⼤切なのです。

全てのベースは「⼼」です。⼼の上に体があり、その上に技が重なっていきます。よく「技」だけを⼀⽣懸命教え込んでいく指導者を⾒かけますが、それは異なっているとTTCは考えます。TTCは⼦どもたちを指導する上で、この「⼼」をどう伝えて、育んでいくかを指導の根幹としています。