「ラリー」は「相手」があって初めてできるものです。人は人によって磨かれます。お相手があって初めて成立します。だからこそそのお相手(周りの人)を不快にさせないために「マナー」、つまり思いやりが存在しています。マナーは自分ができている、できていないという評価軸ではありません。相手があって初めて成立するものです。マナーは他者のために存在しています。

TTCでは「3つの約束」を子どもたちに繰り返し、繰り返し伝えています

  • 挨拶をする
  • 時間を守る
  • 身体と物を大切に使う

こうしたマナー、思いやりがテニスを通じて育まれることで、子どもたちは自分を磨いていける機会に恵まれていきます。

例えば、TTCには「自動扉」はありません。なぜだと思いますか?それは、「お先にどうぞ」というコミュニケーションを生むか生まないか?であれば、TTCはそうしたコミュニケーションを育む環境を選択するべきだと考えているからです。お客様の利便性を優先し、最も大切とする「思いやり」の芽を摘むような環境を作っていくのはナンセンスだと考えています。開けっぱなしで飛び出していく子に注意をするという仕事も指導として増えます。それを面倒だから自動扉に変えてしまおうという発想はTTCにはありません。

ドアを開けたり、譲ったりすることでお礼を言われる機会、頑張っているねと褒められる機会、こうした体験を1つでも多く施設内で作ってあげることをTTCは大切にしていきたいのです。1つ1つのこうした「機会」を失いたくない、こうした機会の芽を摘みたくないというのがTTCで、こうしたところから本当のテニスが始まっていくと考えています。

すべて「テニス」を通じて考動していくことがTTCの論理です。これが絶対ということではありません。各家庭、各個人が何を選択するかは自由であり、正解はありません。こうした考えに共感くださる方に誠心誠意TTCの考えるテニスをスタッフから施設から、ありとあらゆる物事からご提供できることを目指しています。